7月15日(土)16日(日)「セミの羽化観察会」が開催されました。
「この日程はバッチリ、絶対羽化が見られる」と公園スタッフ太鼓判の日程、はたしてセミの羽化が見られるか?自然の生き物相手の観察会はいつもドキドキします。
まずビジターコテージでセミの一生について学習。セミの生態を知ることでより観察が楽しくなります。
そして夜の森林公園にでかけます。普段昼間の森林公園しか見たことがないので何か違うところにいるみたいな感覚です。夜の観察の注意点をよく聞いてセミを探します。木の根元を見ると地面に小さな穴が空いているところがあります。セミの幼虫が出てきた証、ここ数日の暑さで羽化したセミの抜け殻がたくさんあります。そして羽化シーン発見です。
場所を移動、すぐに羽化の最中のセミを発見。種類違いでクマゼミ・アブラゼミ、そしてツクツクボウシの羽化シーンも見られました。
最初は逆向きに出てきて足を乾かし、しっかり掴まって尻尾を抜くと次は縮んでいる翅を伸ばします。この時に少しでもトラブルがあるともう羽化は失敗、観察している私たちも細心の注意で観察しなければなりません。
夢中になって観察すると時間はあっという間でした。本当に美しいセミの羽化、生きものにとってとても大切な、そして危険なシーンを見ることができました。
これからまだまだセミのシーズンが続きます。土の中で長い間暮らし、羽化するセミ。羽化のシーンを見ると見方が変わるかもしれません。