1/15(日)に『レンコンの根付けづくり』のイベントが行われました。
『根付け』とは江戸時代ごろから使われたストラップのような飾りです。
水戸黄門でご隠居さまの印籠についている飾りが根付けです。
根付けの材料には『ネジキ』という樹木を使いました。
『ネジキ』は幹がねじれているところから名付けられました。
成長スピードが遅く、直径5cmに成長するのに20年ほどかかるそうです。
そのため年輪がとても密になっていて、かなり頑丈な木材です。
今回の根付けは、レンコンのような形に作っていきます。
レンコンは『将来の見通しが良くなるように』という願いが込められ、
縁起物としておせち料理やアクセサリーで採用されています。
今回の作業のほとんどは、ヤスリで削ったり磨いたりする作業でした。
子どもの参加者は、初めは勢いよく削っていきますが、だんだん疲れてきてきます。
休憩しながら頑張って削りました。
表面を磨く作業も、休憩しながら番手を変えてツルツルになるまで磨きました。
表面がキレイに磨かれたら完成ですが、オイルフィニッシュをする人もいました。
オイルフィニッシュには、クルミを使いました。
おつまみなどで市販されてるクルミを布で包み、木槌で砕きます。
クルミから出た油で、根付けにコーティングをしました。
苦労して磨いた作品を手にして笑顔を見せてくれました。
普段使いでも20年以上は壊れずに保つそうです。
使うごとに色が濃くなるので、経年変化を楽しめます。
今回作った作品を長く使ってもらい、良い毎日をともに送ってくれますように♪