2/4・11(土)に《光のモビール『ヒンメリ』ワークショップ》のイベントが行われました。
本イベントは『いがぶら』のイベントプログラムのひとつでもあります。
1.ヒンメリとは?
『ヒンメリ』とは、フィンランドの工芸品です。スウェーデン語のHimmel(天)が語源です。
1150年頃の田園地方から始まったとされています。
日本では平安時代の末期なので、かなりの古くから伝えられたものです。
太陽神の誕生祭や農耕神への収穫祭を12月下旬の冬至にヨウル(Joulu)の祭りとして行われたそうです。
その際に作られる装飾品が『ヒンメリ』です。
家族で作ったヒンメリを食卓の天井につるし、そこに光を感じて「天」へとつながる道を作り出す。
翌年の豊穣と復活する太陽を心まちにしながら夏至を待ったそうです。
今回は園内に生育しているササで作りました。
時間経過で色の変化を楽しむことができ、強度があるので壊れにくいという特徴があります。
フィンランドでは主にライ麦の藁を使用します。収穫したばかりの新しい藁には、穀物の精霊が宿り、幸せを呼ぶ力があると信じられていたからです。
2.作業開始!!
参加者の皆さんは、初めは戸惑った様子でした。しかし徐々に慣れていき、没頭して制作されていました。
2個目を作ってからは、あっという間に3個目、4個目を作りあげました!!
3.『ヒュッゲ』タイム
今回のイベントは、『ヒュッゲ』という時間を設けました。
『ヒュッゲ』とは、もともとデンマーク語で『居心地の良さで幸せを感じる時間』を表す言葉だそうです。
ケーキとコーヒーや紅茶でリラックスする時間を作りました。
『パティースリーサンタ』という地元のケーキ屋さんのケーキを堪能してもらいました。
4.全体を通して
参加者同士で教え合うなど、普段のイベントではなかなか見られない交流もありました!
「近所のササで作ってみよう」という声も上がり、
『自然素材を通じて自然環境への興味を引き出す』という目的も達成されました!
参加者全員に満足していただき、良いイベントになりました!