今月のおすすめ

 10月11月12月 
里山の紅葉その1 タカノツメ

園内で黄色に紅葉する樹木といえば、タカノツメです。その透き通った黄色は里山の秋にぴったりではないでしょうか。園内の散策で見られる「黄葉」は、おそらくこのタカノツメの場合が多いと思います。  タカノツメは少し日陰ぎみの場所を好む樹木で、コナラなど高木の下生えとして生えています。   名前の由来は、葉の付き方が鷹の爪に見える、あるいは冬芽が鷹の爪に見えるからと聞きます。新芽は山菜として食料品店で並ぶこともあります。

 10月11月12月 
里山の紅葉その2 コナラ

茜色に紅葉する樹木は、コナラです。澄んだ青空とのコントラストはとても鮮やかです。また、夕暮れ時の赤い西日を受けたコナラの紅葉も素敵です。 コナラは里山を代表する樹木の1つです。太古の昔から人々の生活に関わってきました。縄文時代はコナラのどんぐりを食料に、近代までは竈にくべる薪を取る木として、利用されてきたそうです。いまもコナラはカブトムシの集まる木として子どもたちに親しまれています。