Mori-mate

2017年12月28日

お待たせいたしました。モリメイト通信166号が発行となりました。
今回は、ビートルズベットの補修やシイタケのホダ場の整備、ナラ枯れ木の除伐の様子です。ベテラン揃いのモリメイトの活動をお知らせいたします。

ビートルズベッドの補修と落ち葉かき

12月1日(木曜日)

朝には雨も 上がり、暖かな 日差しがふり そそぐ穏やか な1日となっ た。遊歩道には 多くの落ち葉 がつもり、足を滑らすなど歩きにくくなっている。今年も落ち葉掻きの 時期がやってきた。

午前中に落ち葉を入れるところ(カブトムシのすみか でもあるビートルズベッド)の補修を行った。腐った材 を取り除いて新しいのに入れ替え、番線で固定する。5 メートル四方、高さ 60 センチメートルのしっかりした ビートルズベッドに変身した。

午後からは、ミノとほう きで遊歩道に積もる落葉を掻き集めて袋に詰め込んだ。 軽トラックで運ぶこと5回。木枠の三分の二ぐらいたま る。あと 1~2 回で満杯になりそうである。葉がひらひ らと舞い落ちる中での作業を楽しんだ。

落ち葉かきとシイタケのホダ場の整理

12月8日(木曜日)

先週に引き続き落葉掻きを行った。ビジターコテー ジからサギ草園に向かう遊歩道と風の砦から 5 番東屋に続く遊歩道 にかなりの落ち葉が積もっている ので、そこの落ち葉搔きをするこ とにした。軽トラックで 6 袋を 3 回。ビートルズベッドがほぼ満杯となった。

午後はシイタケランドでの作業である。2 年前 の「シイタケの菌打ち体験」に参加した人たちの ホダ木からたくさんのシイタケが上がっていた。 シイタケランドは古くなった小屋を撤去したこと により、広々としてすっきりとした気持ちのいい 場所になった。また、たくさんのホダ木を置くス ペースもできたので、新しくホダ木立てを作るこ とにした。杭を打ち、5 メートル位の丸太を渡し 番線でしっかり止めた。2 月の始めに行われる「シイタケの菌 打ち体験」の参加者も年々増えて いるので、これで余裕をもってホ ダ木を置いてもらうことができると思う。

森林公園にもナラ枯れ広がる

12月15日(木曜日)

コナラやクヌギなどのナラ、カシ、シイ類の樹木が集団で枯死するナラ枯れとみられる木々の変 色が伊賀地域の里山で目立っている。そして森林公園でもナラ枯れが目立ち始めた。

ナラ枯れは、『甲虫のカシノナガキクイムシ(カシナガ)がカビの仲間の通称「ナラ菌」を運ぶ ことで引き起こされる伝染病である。枯れ木の中でふ化したカシナガの成虫が初夏に周辺の木々へ 飛散し、幹に穴を掘って入り、このためにナラ菌が伝染増殖される。菌に感染した幹は細胞が死滅 し、水を吸い上げられなくて、樹木全体が立ち枯れる。』というものである。

モリメイトは、このナラ枯れを最小限に抑えるための一つとして、「ナラ枯れ」した木を除伐し、 菌の入った幹の部分は細かく切って薪用にし、まだ菌の入っていない枝の部分はシイタケのホダ木 として利用している。

今日は、「ハンノキ園」の奥で 2 本、「風の砦」に向かう遊歩道沿いで 1 本、「21 世紀の森」で 2 本、枯れたコナラを除伐した。今回は大木が多く、チェーンソーの切れが悪くなったり、挟まって動かなく なったりとチェーンソーに とっては少し過酷ではあっ たが、作業はスムーズに進 み、無事終えることができ た。