★☆ イベント報告『みんなで作ろうウッドベンチ』 ☆★

3/4(土)に『みんなで作ろうウッドベンチ』のイベントが行われました!

老朽化した『水辺のテラス』にあるウッドベンチの修繕の大工体験をしてもらいました。
ただ体験するだけではなく、生き物であるヒノキの特徴と成長から木材利用までの過程を自然観察などを通じて理解してもらいます。

今回のイベントは、『みえ森と緑の県民税』によって開催されました。
大工体験には森田造園さんにご協力いただきました。

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『みえ森と緑の県民税』とは?

「災害に強い森林づくり」「県民全体で森林を支える社会づくり」
2つを達成するため導入された県民税です。
(リンク:三重県_みえ森と緑の県民税)
https://www.pref.mie.lg.jp/ZEIMU/HP/80013017950.htm
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森田造園
伊賀市にある造園の設計・施工・管理を行なっている会社です。
三重だけでなく愛知、岐阜、京都、滋賀での施工も行なっているそうです。
https://morita-zouen.net/
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1.ヒノキについて知ろう!
初めに用意した葉っぱ木の輪切りを見て、何の植物かを当てるゲームをしました。
まずは布で隠し、香りだけで推理してもらいました。
香りだけでは大人でも結構難しいのですが、なんとある男の子が「ヒノキ!!」と即答してくれました!!
葉っぱや輪切りを手で触れ、直径2mmほどの稚樹も観察しました。
その後に、参加者は紙芝居からどのように植林され木材になっていくのかを勉強しました。

勉強した後に、園内にある植林されたヒノキの観察に行きました。
今回丸太イスに使用したヒノキの倒木がありました。直径は約20㎝です。
その年輪を子どもたちが頑張って数えてくれました。だいたい60才くらいだとわかりました。
直径2mmくらいの小さい稚樹から60年で直径が約100倍まで成長する偉大さを改めて学びました!

  

2.ウッドベンチ作成体験!!
水辺の広場に移動してウッドベンチを作成しました。
用意されたヒノキの木材を指定の長さに切ります。
丈夫な木材を使っているので、ノコギリで切るのは大人でも大変ですが、子どもたちは頑張って切りました。
次は釘で固定します。子どもたちは精一杯力を込めて打ち込みました。
みんなの力を合わせた結果、無事ステキなウッドデッキが完成しました!
これから来園者の方々に安心して利用してもらえます。

 

3.丸太イスの皮むき体験!
最後に丸太イスの皮むき体験を行いました。
この丸太は先ほど60才くらいだとわかった倒木の丸太です。
皮むきにはマイナスドライバーを使いました。
冬は水分が少なく、硬くて一苦労でしたが、夢中でむき終えました。
辺たりにはヒノキの良い香りが広がりました。
丸太イスは水辺の広場付近に設置する予定でしたが、持って帰りたいという声が多く
希望される方には持って帰ってもらいました。

 

4.全体を通して
『森の木がウッドベンチや丸太イスになる過程を体験することにより、生きた木が木材となり自分たちの生活に利用されることを実感する』という本イベントの目的は達成されました。
今回の参加者には女の子も多く、積極的にプログラムに取り組んでくれました。
保護者の方からは、貴重な体験ができたという声もいただけました。
何よりも親子で楽しく会話をしながら参加されていたのがとても印象的でした。
みなさまとても良い笑顔でした。